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【売主様向け】本当にその価格で売れる?

執筆者の写真: 啓行 篠原啓行 篠原



本当にその価格で売れる?


本当にその価格で売れるのか?今日は不動産会社の裏側をお教えします。


一括査定サイトの影響で不動産会社の査定が高騰していると聞きます。


何故なら売主様が一括査定サイトで複数社査定依頼をした際に査定額が高い会社が選ばれやすいからです。


不動産会社が査定に利用する取引事例も不動産会社専用サイト(REINSやATBB)で共有していますので取引事例もほぼ同じなので査定も大差はないはず。


それでも査定価格が異なるのは売主様の顔色と競合他社の状況も含めて査定を行う為です。


『とにかく高い査定額にしたら、こちらに興味を示してくれる』


『実際に売れるのはこの価格だが、他社がこの価格だからウチはもっと高くしよう』


『インパクトのある高い査定額でないと会ってくれないかも・・・』


という不動産会社や営業マンの下心があります。

特に一括査定サイトからつながった売主様は必ず競合しますのでこのような心理になりやすいです。


また一括査定サイトは売主様は無料ですがサイトに登録している不動産会社が査定依頼1件につき数万円という決して安くない課金料金を支払って運営しているので不動産会社からすると多額の広告料を払って結果が出ないというのを避ける為に何とか売却物件を預かりたいという心理が働きます。


不動産会社の下心を加味した価格はあくまで自社で売却物件を預かる為の価格で当然ながら実際の市場における成約価格とは違うケースが多いです。


査定では高かったのに売却を任せたら全然反響が無く、価格もどんどん下がっていくという状況になってしまい、こんなはずじゃなかったとなります。


査定価格が妥当か(本気か)どうやって見抜く?


それは査定額重視ではなく、その査定額の根拠や具体的な販売戦略を重視することです。


『頑張って他社より高く売ります!』

『一生懸命動きます!』

『当社は知名度No.1』

『創業何年で過去の実績が一番です!』


という根性論や会社の話・過去の話ではなく、大切なのは

今回の売主様の不動産に対する査定額のデータや取引事例などの客観的な根拠やどのように売却をするのか具体的な販売戦略を聞くことです。


『なぜこの価格なんですか?』


『具体的な販売方法を教えてください』


もし査定を見て気になることがあればこのように聞いてみることです。


また不動産会社のこのような話も過度な期待をしてはいけません。


『最近この辺りで探しているお客様がいまして』

『当社は○○社程、建築会社と提携しています』

『最近ハウスメーカーから物件が無いか問い合わせを頂いたエリアで』


もちろん、事実であることもありますが、常套句で使用している営業マンもいますので

査定額の根拠や具体的な販売戦略を聞いて納得出来る会社や自分に合うと思った会社・担当者を選ぶようにしましょう。


まとめ


一括査定サイトは便利ですが、煽り査定になっていないか注意が必要です。


当然ですが、査定額=売却価格ではありません。査定額に一喜一憂しないこと。


また人と人のつながりである不動産売買に気持ちや熱意は大事ですが、それだけに流されないように査定の客観的な根拠・具体的な販売戦略をよく聞くこと。


不動産会社や営業マンを選ぶ基準が『査定額の高さ・根性論』ではなく、ご自身が『客観的な査定根拠・納得できる販売計画』を選ぶ基準にしましょう。



追伸

正月でまた体重が増えました・・・

今年から一日8000歩の目標でウォーキングを始めました。

本当に痩せるのは難しいですが、太るのは簡単ですね。



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